2007 新体制発表会見 in洗足学園音楽大学
川崎フロンターレ 監督
関塚 隆 Sekizuka,Takashi
皆さん、こんにちは。監督の関塚です。昨シーズンですけども、2006年シーズン、クラブ一丸となってシーズンを戦い、そしてサポーターの皆さんの力強い声援のもと、結果としてJリーグ第2位。準優勝を収めることができました。クラブ10周年という節目の年でありましたけど、非常に満足のいくシーズンを送れたのではないかなと思っています。我々にとって、2005年シーズンの戦いとは違って、ワールドカップの時期には、Jリーグで首位にたつという経験といいますか、結果を残せました。そして、その後も5位に落ちたのは1度だけ。1年を通して、我々の力を発揮できた、そういうシーズンだったと思っています。内容に関しても、カウンター一辺倒の試合ではなく、しっかりとボールを支配した試合で勝利を収めることができるように、チーム力がアップしたというふうに思っています。また、ホーム等々力での勝率は非常に高いんですけど、2005年シーズンは、アウェイに弱い川崎と言われていましたが、それをみんなで克服しながら、勝ち星をアウェイでもとることができたことが、好成績につながったと思います。こういう節目の10周年の年を終え、さらに今シーズンですけど、また、ステップアップした川崎フロンターレになるために、大事なシーズンになると思います。我々にとっても、今シーズンの目標は、ずばりタイトルを勝ち取るための戦いをしていきたいというふうに思っています。昨シーズン、Jリーグだけではなく、ナビスコ。9月には、僕自身、本当にタイトルを取りたいという気持ちで臨んだのですが、準決勝で敗退してしまいました。また、天皇杯、シーズン最後の大会ということで、臨んだんですけど、苦杯を舐めさせられてしまいました。そういうシーズンをふまえて、この3つの大会の中で、チーム一丸となって、タイトルを勝ち取りたいと思っています。また、今シーズンは、クラブとしての初体験と言いますか、ACL、アジアチャンピオンズリーグへの参戦ということにもなります。こちらの方は、まだ2シーズンですけど、日本のチームがまだ1次リーグを突破していないので、とにかくこの1次リーグ突破、2次リーグ進出ということを前半戦の目標に戦っていきたいと思います。今シーズンは、JリーグとACLという過密日程の中での戦いが続きますけど、この後ろに控えた頼もしい新戦力とともに、目標に向って力強く進んでいきたいと思っています。そのためにも、ホームはこの試合、この試合と、全部勝ちたいと思いますので、そのために等々力を是非皆さんの力で満員にした戦いを選手とともにできるように、これからもご支援頂けたらなと思っています。皆さんには、なお一層の応援をよろしくお願いしたいなと思っています。これをもって、監督の挨拶と代えさせて頂きます。