「自分に負けないために」

今野章スペシャルインタビュー

from Mino

「きんちゃんとは大学選抜のときに一緒になり、その後、ジュビロ、フロンターレと同じ道を歩むことになった。大学のとき、俺は地方大学だったから知り合いもいなく不安だったときに、きんちゃんは輪に入れてくれ、その後もずっとお世話になりいろんなことを教えてもらった。フロンターレでは、一緒にプレーすることができたけれど、きんちゃんは俺とはプレースタイルが正反対なタイプ。小柄な体でもやっていけるのはすごいことだと思っていたし、サッカーへの取り組みも尊敬していた。リーグ戦ホーム最終戦は、どうしても勝って引退選手を送りたかったから、負けたくなかった。俺が決めなくてもチームの誰かが決めたゴールだったと思う。家族で食事をしたこともあったので、セレモニーでは奥さんや駿くん翼くんが花束を渡すときは何とも言えない気持ちになったし、いつか自分にもこんな日が来るんだなぁと切ない気持ちになった。きんちゃんへ贈る言葉はたくさんは言えない。尊敬している人が出した結論だから、お疲れさまでしたとしか言えません 」