「自分に負けないために」

今野章スペシャルインタビュー

──子どもたちが父親がサッカー選手だとわかるまで
プレーしたいと言われていましたが?

「どうかなぁ。下の子は幼稚園だから記憶に残るかなぁ。上の子はもう小学生だし、サッカーをよく観てるんだよね。『来年は、おっ父(お父さん)サッカー選手じゃないんだ』っていうと、『なんで? やればいいじゃん。カズだってまだやってるよ』とか言う。『きょうは、ベンチだけだったね』とか『おっとうがスタメンで出て交代するときは、いつも原田拓くんとだね』とかよくわかってるのね。大きくなっても記憶に残っていればいいなぁと思う」

──サッカーをやってきて得たことは。

「やっぱり人とのつきあいかな。高校や大学の同級生が試合を観にきてくれることもあったし、ジュビロとフロンターレという2チームにいて選手、スタッフとの出会いもあった。いろんな人に応援してもらったことは感謝しています」