「自分に負けないために」
今野章スペシャルインタビュー
── 一番印象に残っている試合とゴールは?
「試合はやっぱり2003年の最終戦かな。ゴールは2000年セカンドステージのセレッソ戦(ホーム)でのゴール。ループ気味なボールをベティから受けて、タイミングをわざとずらしてつま先でちょんと蹴った芸術的な感じだったのがすごく印象に残っている。ちなみに、相手のゴールキーパーはシモ(下川選手)だったんだけど。それから、ジュビロ2年目(1998年)のゼロックススーパーカップも思い出深い。開幕から4試合右サイドバックで出た年で、開幕前のゼロックスにも出られることになった。鹿島が相手だったから対面は相馬さんだった。結局2対1で負けたんだけど、最後は相馬さんのVゴールだった。しかも、うちがマイボールだったときに、俺がサイドをあがっていてその裏をとられて最後にスライディングにいったところを相馬さんに決められてしまった。試合の後に「今年からよろしくな」って新人サイドバックの俺に声をかけて握手してくれた。相馬さんに話したことはないけれど、これもいい思い出だなぁ」